製薬・医療機器業WMSソリューション
TENONのこだわり
テノン・システムコンサルティングは、医薬品、医療機器メーカー企業に向けた倉庫管理システム(WMS)ソリューションをご提供します。
医薬品や医療機器メーカーの倉庫物流業務は、東日本・西日本・北海道・九州といった広域をカバーする少数の物流拠点で運用するケースが一般的です。製薬・医療機器業向けWMSソリューションは、ERPシステムとの連携を前提として、中~大規模倉庫における出荷、入荷、在庫移動、棚卸といった主要倉庫業務の効率性や信頼性の向上に寄与します。
お客様の抱える課題
日本における医薬品や医療機器の販売は医薬品卸売業や販売ディーラーとの取引が基本となり、JD-NETや@MD-Net等を経由して受注を行い、配送情報をWMSに連携する必要があります。
また、製品入出荷のトレーサビリティ実現のため、製品のロット管理が必須となるため、基幹システムとWMSとの間でロット引当や出荷指示の情報連携が重要となります。
基幹システムと密に連携した結果、その連携ダウンによって出荷業務が止まることの無いよう、入出荷のオペレーションや関連帳票などの出力、自動倉庫との連携などはWMS単独でも行えること等を実現する必要があります。
課題解決のポイント
医薬品、医療機器業界におけるWMSソリューションを構築するポイントは、以下と考えます。
- 医薬品物流のキーポイントとなるトレーサビリティを確保するため、基幹システムとWMSとの機能連携により、受注時のロット引当やロット逆転の防止、指定ロットのピッキング連動が実現されること
- 業界標準の統一取引伝票フォーマットに合わせた納品案内書等の帳票出力
- 運送業者別送り状フォーマットあるいは宅配業者用伝票発行システムに合わせたダウンロードファイル出力
- 少品種・多量出荷に対応できる自動倉庫とのデータ連携
- 倉庫管理業務におけるGDPやGMP等のガイドラインの準拠とWMSの導入から運用保守までをカバーするCSVの実施
サービスの概要
製薬・医療機器業向けWMSソリューションは、医薬品メーカーあるいは医療機器メーカーに特化した主要倉庫業務機能(出荷、入荷、在庫移動、棚卸)や基幹システムとの情報連携機能をご提供します。
- JD-NET/@MD-Net受注取込みサイクルに合わせたERPからの出荷指示の受信および出荷ロット指示の連携
- ERPとの入荷予定、出荷指示等の適切なタイミングでの連携
- 仕切書に合わせた共通フォーマットの納品書の出力、運送業者別送り状フォーマットや宅配業者用伝票発行システムに合わせたファイルダウンロード機能
- 出荷指示データに基づくピッキング・出荷検品・梱包作業の連携や、入荷予定データに基づく入荷・棚入検品の連携
- トータル出荷やオーダ別出荷などのピッキング方式、ケース、バラ単位等の出荷荷姿に対応
- 大量、少品種の出荷という特徴にあわせたケースや詰め合わせ等の梱包方式の対応
独自性・優位性
製薬・医療機器業向けWMSソリューションは、以下のような独自性・優位性をもって、お客様の倉庫業務の効率化、品質向上、コスト削減に寄与します。
倉庫業務の効率性改善
- 出荷、入荷、在庫移動、棚卸といった主要倉庫業務を無線ハンディターミナルで検品可能とし、作業品質と作業能力向上に貢献
- ピッキング業務に関し、オーダ/トータル等の各種ピッキング方式に対応し、業務の効率化に寄与
- 平置倉庫のみならず、WCS(自動倉庫システム)とのデータ連携に対応し、多様な倉庫レイアウトに対応可能
- SAP ERPをはじめとする上位システムのビジネスプロセスとの一体化、リアルタイムなシステム連携を実現
倉庫管理システムのRAS(信頼性・可用性・保守性)向上
- ハンディターミナルの使用できない無線外エリアや、SAP ERP等の上位システムに障害が発生した際には、リストピッキングで業務継続可能
- SAP ERP等の基幹業務システムに求められる水準の監査証跡に対応し、システムログのみならず、ユーザ、項目、変更日等の変更履歴管理が可能
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